最近竣工した2件のリフォームの現場報告です。
 1件は築50年が経過した建物をリフォームし、それに合わせて外構も造りかえた施工例です。もう一つは新築して間もないのですが、本来の希望であった緑にあふれた空間を実現する為にリフォームをした施工例です。

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 施工前の写真。長い間レンガの花壇の中に植えられていたカイズカイブキの生垣。目隠しとしての機能は果たしているけども、、、かなりの圧迫感です。一方はせっかくの新築注文住宅なのに、それをひき立てる為の外構であり、庭なのに、、、潤いスペースがもう少しあれば。という印象でした。
 
 それぞれ条件も環境も違う2つの物件がどのようになったかといいますと、

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DSC_0444 リフォームされた住宅のイメージにそぐう空間をカタチにしました。普段使いの歩き易い動線は玄関脇に設けて、門から玄関まではエクステリアではなく、庭として造りました。奥行きが一間程の空間をより広く見せる為に、わざわざ飛石で斜め方向に歩くことによって、雑木や山野草を眺めながら、ゆっくりと玄関にたどり着く演出を施しました。門から玄関までの高低差も構造物による土留めではなく、造園的な処理方法によってしっかりと留められています。


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DSC_0435 コンクリートの面積が多く、素っ気ない印象が強かったので、真ん中のエリアに石畳を敷きました。そうすることによってメリハリがついて、石畳から建物前の植栽エリアに目線が移動するようになり、コンクリート部分が目立たなくなります。向かって左側の庭のエリアを前に広げて、駐車スペースとの仕切の石は車止めを兼ねています。もちろん車を止めるのにも支障がないような植栽を施しました。山石を使った小道を通すことで、庭に動きがもたらされ、空間に広がりがうまれました。しっとりとして落ち着いた雰囲気がお部屋の中にも伝わります。

 今回ご紹介した2件のリフォームは、最初にその場に立って、浮かび上がってきた輪郭を、カタチにすることができました。
 その場をいかに潤いのあるものにするか、毎回そのシンプルな問いに対しての答えをイメージして、プランに反映させています。
 いろいろな制約がある中で、もたらされる潤いの空間は、お客様のご理解によって実現します。そんな英断に感謝です。