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 植栽工事を行っていく中で、樹木の植栽と同じくらいのウェートで、下草類の植栽には気をつかっています。木漏れ日の中でひっそりと佇む山野草達にはとても魅了されます。
 可憐で楚々としたキンポウゲ科の植物達。群生させて雑木林の林床を再現するのに最適なユリ科の植物達。夏から秋にかけて清涼感をもたらしてくれるキキョウ科の植物達。一年を通して様々な花や実、フォルムが楽しめるように心掛けています。
 
 雑木の庭においては、高木がつくり出すフトコロに中木、低木と組み合わせていき、緑のレイヤーを構成します。さらに、その下の空間で下草類のレイヤーが構成されます。こうして出来上がった植物の集団(ユニット)を組み合わせることによって、雑木の庭がつくられます。

 ユニットとユニットの間を繋げていく役割の植物として、グランドカバーがあります。
 グランドカバーにもたくさんの種類があって、セレクトによって雰囲気ががらっと変わってくるので、これも大変重要な役割を担っています。

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 苔を使用した施工例。左はハイゴケ、右はスナゴケです。
 環境によってこの2種類をミックスして使う場合もあります。両方ともとても丈夫なオススメの苔です。苔ならではのしっとりとして、落ち着いた雰囲気が演出できます。

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濃い緑でシックな風合に仕上がるのが、タマリュウの仕上げです。タマリュウ=和風というイメージをお持ちの方も多いですが、重厚感のある洋館作りの建築などにも、非常に相性は良いです。あとはメンテナンスの容易さが何と言ってもこの植物の魅力でしょう。玄関前など常に綺麗な状態にしておきたいような、人目に着く場所には最適です。
 
 

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カジュアルで自然な雰囲気にしたいのであれば、シロバナサギゴケが最適です。とても丈夫で、ある程度感覚をあけて植えていっても、一年もすれば緑のカーペット状態になります。春に一面に白い花が咲いている姿を見ると、高原の林床の景色のようです。冬の間も半分くらい葉が残り、葉の抜け具合も 自然な雰囲気作りに一役買ってくれています。


グランドカバープランツは他にもまだまだ多くの種類があります。 日々の忙しい生活の中でお庭に出て手入れする時間がなかなかとれない方には、シーンに合わせて使ってみてはいかがでしょうか?